僕の実家は北陸で、今の季節は毎日雪雲に覆われてどんよりした空です。
北陸の冬は関東の冬のようにカラッと寒いのではなく、湿気の多い寒さで「冷たい」という表現の方がしっくりきます。
今日もとても冷たい空気の中、地元の電車に乗って家路をたどりました。実家は最寄りの駅から500メートルくらいなのだけど、その駅はいわゆる無人駅で、だれもいないそのたたずまいがより寒さを募らせます。
でも久しぶりに降り立った無人駅はとても懐かしく、遠い子供のころを思い出させてくれました。
僕が東京へ出てからすでに30年の時間がたっているのだけど、目の前に広がる風景はあの頃と何一つとして変わっていなくて、まるで時間が止まってしまっていたかのようです。
でもそれがとても僕を安心させてくれるのが、なんだか不思議な感じがしました。
きっとそういう風に感じる年齢になったのだなあと気づいた一日でした。
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
ラベル:あれこれ